新しい生産システムの導入で 若手に与えられた大きな裁量
品質保証の仕事には、試作品の細菌検査、表示管理、商品に原材料や添加物などを表記する表示管理などがあり、当時の担当は工程管理でした。生産現場を巡回し、ルールが守られているか、製造工程に問題はないかを確認したり、製造工程の見直し、現場での課題解決、トラブル対応などが工程管理の役割です。私は入社3年目の時に、新しい生産管理システムの導入を手がけました。従来、調味料の配合は人間の目でチェックする仕組みだったのですが、そこを自動化することでトラブルを未然に防止するシステムです。記録も残るので、投入した分量を後から検証することもできます。上司からは「品質保証は現場に足を運んで直接声を聴き、現物を見て、現実を把握して判断することが大切だ」と教わりました。責任の大きな仕事でしたが、若手の自分にも大きな裁量が与えられており、やりがいを感じました。
