初めて暮らす地域の
味付けを知り
商品開発に
活かす楽しさと喜び

S.E.

商品開発課 2019年入社

応用生命科学部動物科学科卒。
東北エリア(岩手県)生産課に配属、
2020年10月に同エリア商品開発課に異動、
2024年10月に首都圏エリア(茨城県)に異動。

社訓道義を重んずることに共感 信頼できる企業だと感じた

もともと動物が好きという理由で大学を選びましたが、畜産関係のことを学んだことから、食に関することに興味が湧くようになりました。デリア食品との出会いは、キユーピーグループの合同企業説明会に参加したことです。スーパーの店頭に並んでいるお惣菜を製造・販売している会社と聞き、食を通じて家庭に寄り添う仕事ができるのではないかと好印象を抱きました。キユーピーグループの社是・社訓に共感したことも、興味を持った大きな理由の一つです。特に社訓の一つに「道義を重んずること」とあったことに惹かれました。学生時代に「道義」を重んじていても実行するのは難しいと感じていたので、この言葉をあえて社訓に掲げているところに共感し、信頼できる企業グループだと思いました。また、選考過程を通じて、デリア食品の社風が自身にあっているように感じ、デリア食品で働いてみたいと思うようになりました。

商品開発の醍醐味を感じた 茄子の煮浸しの大ヒット

商品開発課の役割は、価値ある商品を生み出すことです。営業から伝えられるお客さまのニーズに基づいて、どんな商品が開発できるのかを考えます。味、見た目、製法などこだわるポイントは多岐にわたります。営業、生産、品質保証、業務課など、幅広い部署の人たちと密にコミュニケーションを取りながら進めていく仕事です。商品に貼られる栄養成分や原材料名、アレルゲンなどの表示ラベルの作成も商品開発課が担当します。東北エリアの商品開発課に所属していた時、担当した「茄子の煮浸し」が大小合わせて製造数1日当たり1,000パックを超えるヒット商品となったことがありました。新商品のヒットラインは500パックが目安というなかで、大成功でした。時間が経つと色あせてしまうという課題を解決するために、原材料を慎重に選定し、ラインでのテスト製造や店舗での陳列を想定したテスト等を行いました。また、地元の和食の職人さんの意見を聞いて何度も味の調整を繰り返し、納得のいく味付けにできたことも成功の要因だったと思います。こだわりを持って商品開発すること、自ら積極的に行動することの大切さを実感しました。

製造工程、売上、コストなど
学ぶべき多様な課題に挑戦中

商品開発課として仕事をするうえで、まだまだ理解を深めていかなければならないことがたくさんあると感じています。これまでより視野を広げて、自分の開発した商品がどのくらいお客様に認められているのか、工場の売上にどのような影響を与えているのかについて把握したり、製造現場のことをよく知り、課題を察知できるようにすることも必要だと考えています。さらに消費者の嗜好を知るための市場調査、製造に関するコスト意識、原材料についての知識など、取り組まなければならない課題はたくさんあります。
私は関東出身で、東北で生活するのは初めてでした。関東と東北では味付けがまったく違うことを体感し、勤務地域が変わることでその地域の味付けを学べることは、楽しみの一つです。今は茨城県に異動となり、関東の味付けや傾向を把握した商品開発に挑戦しているところです。

1日のスケジュール

1日のスケジュール

8:15
出勤
8:30
始業
課内で朝礼、メールチェック。
試作の予定確認。
9:00
サンプル作成
商品サンプルの作成。
工場から具材を集め、開発室で調理。
12:30
昼食
13:30
試作
新商品の試作、試作商品を営業と一緒に確認。
工場で実際の製造を想定したテスト。
15:30
書類作業
商品に貼るラベルに記載する内容の書類を作成。
製造用の配合やレシピの作成。
17:30
終業
受け持つ仕事が終わらない場合は、
残業することもある。
18:30
帰宅
寝かし付けるまでは子どもの世話に奮闘!

学生の皆さんへのメッセージ

学生の皆さんへのメッセージ

就活生の皆さんは、わからないことだらけだと思います。デリア食品には相談できる優しい先輩がたくさんいるので、接点のあった社員になんでも聞いてください。デリア食品は、自分の思ったことを遠慮なく発言できる社風なので、わからないことをそのままにせず、積極的に相談していただければと思います。この姿勢は入社後も同じで、自分もたくさんの先輩に助けられながら、これまで仕事をしてきました。また、デリア食品はお惣菜を製造・販売している会社ということもあり、食べることが大好きな人たちが周りにいっぱいいます。取引先や社員同士、食に関する情報交換をすることも多く、仕事としても食べる機会の多い会社なので、食べることが好きな人にはぴったりだと思います。新しい商品を常に開発している会社でもあるので、自分の食に対するこだわりや知識を活かして、楽しみながら仕事をしていくことができます。